茨城県
大震災から、節電の事もあってブログの更新も控えていました。
こんな時ではありますが、今いる子のご縁が決まらなければ次の子をお預かりすることが出来ませんので、ジャンティー君のアピールもしていかなければならないのでしょうけれど・・・
写真を撮ることも気が進まなくなっていました。
先週は気がかりなことが頭の中を占めていました。
本日、あーみんさんのブログにお邪魔して、茨城県のことが書いてありました。
先週いっぱい、私の頭の中の心配事の1つは茨城県の被害のことでした。
岩手や福島などと比べたら、たいしたことないのでしょうけれど、だから大丈夫とは思えなかった。
あーみんさんも書かれていますが、茨城の人たちは「東北に比べたら被害も少ないし、大丈夫だから」みたいな感じなんです。
でも話を聞くと、決して小さな被害ではないのです。
茨城県にも津波の被害のあった地域はあります。
倒壊した建物だってあるし陥没した道路が通行止めになっていたり。
その被害の大きかった地域に、妹一家が住んでいます。
安否の確認は、最初の地震後に私と弟嫁の所に届いた1通のメール。
「家族皆無事です。」と。
だいぶ遅れてメールが届いたのだけれど、それでもひとまずは無事であることにホッとしました。
でも余震も続く中、最初の安否を知らせるメールから全然連絡が取れなくて・・・
電話で直接話が出来たのは翌日の夜のこと。
しばらくは電話もつながりにくい状況でした。
電気も止まって、水道も使えないから給水所に水を汲みに行ったり。
ガソリンの補給が出来ないから、車を使うことも出来ません。
妹夫婦は薬局(ドラッグストア)を経営しています。
震災後、まだ電気の止まっていた日にも、レジは使えませんが手作業でお客様が来れば商品を販売していたそうです。
商品棚から落っこちてしまった商品の片付けもまだの状態でしたが、皆さん必要とするものを購入しにくるのだから、必要な薬もあるのだから。
新しい品は入ってきませんから、どんどん商品は無くなっていきます。
そんな中、母乳が出なくなってしまったというお母さんが粉ミルクを買い求めに来たそうです。
粉ミルクは既に売り切れ。
周辺のお店にもありません。
そこで東京の私達に依頼が来ました。
「東京のお店で売っていたら粉ミルクを買って、こちらに送ってほしい」と。
メーカーから追加で仕入れようと連絡を入れたら、すぐには送ってもらえなかったそうです。
出荷の規制がかかっている商品(粉ミルク、生理用ナプキン、オムツなど)とかはすぐに出せないと言われたそうです。
流通の事情もあったのかもしれません。
宅配便も、集荷センターまで行けば受け取ることが出来るようになったので、今周辺の方達が必要な分だけでも送れないかとの依頼でした。
オムツとかも不足しているけれど、荷物が大きくなっても大変だし、オムツは布でも何とかなるし、代用品のない粉ミルクだけは送ってほしいと。
東京でも買占めが問題視されているときです。
私達のとった行動が正しかったのかどうかわかりませんが、妹のお店だって利益を乗せて転売するわけではないし、1ダース分買い集めたものを送りました。
荷物の隙間には子供達の喜ぶようなオヤツを詰め込んで。
本当に必要としている人の手に渡ることを願って。
今週は流通がもう少し機能するみたいです。
必要とする生活用品も入ってくるようになるようです。
でも、こんなに大変な状況なのに・・・
東北の方に比べたらたいしたことないのかもしれませんが、身内がこんな大変なことになっているのに・・・
って私の気持ちもどんどん沈んできてしまって、ぼんやりと「今この国でなにがおきているのだろう」と考えていた先週1週間でした。
茨城のボランティア活動をしている学生さんたちが立ち上げたサイトです。⇒「あしたの学校」
既に全国から多数の救援物資が届いて、救援物資の受付は終了していました。
これを見て少し安心して元気になれました。
自分に出来ることはちっぽけだけれど、募金と節電。
引き続き東京にいても出来ることはしていかなくては。
昨日はジャンティー君のシャンプーをしました。
真っ白でフワフワになったジャンティー君を見て、震災から初めて写真を撮りました。
こんなときではありますが、ご縁も見つけてあげられるよう、節電を心がけながらブログも更新していこうかな、と思っています。
震災前日に移動した子のご紹介もしなくては。
こちらのお家で預かりして下さっています。
うらママさんのブログで見つけた心が洗われるサイト
http://prayforjapan.jp/message/
大丈夫、頑張っていこう。
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コメント
妹さんご家族大変ですね。
今、この時も守られるようにお祈りします。
私もあの被害の映像を見ていると心も体の動きも止まってしまう感じでしばらくは何をやっても手に付かない感じでした。
救援物資をわずかですが届けたことで「しっかりしないと」と、元気が出ました。
こんな時だからこそなおさら「私たちも元気を出さないと」と思います。
被災地のために自分のできることを考え、小さなことでも実行しながら、自分たちの生活もしっかり頑張っていきましょう。
それが、被災地の方々のためにもなることだと思います。
ジャンティー君にもよい縁が来ること信じて祈っています。
keikoさんも元気出してくださいね。
投稿: yaeko | 2011年3月22日 (火) 11時03分
yaekoさんへ
優しいお気持ちをありがとうございます。
節電のためにテレビも見なければ良いのでしょうけれど、情報収集もしたくて見てしまえば衝撃的な映像ばかり…
心と体の動きが止まってしまいそうになりました。
あれほどの大きな震災ですから、支援も継続して続けていく必要があると思います。
被害のなかった私達こそ、しっかりとしなければいけないのですよね。
頑張りましょう。
yaekoさんもぽんちゃんも、ご無事で何よりでした。
投稿: keiko | 2011年3月22日 (火) 18時45分
妹さんのご家族、大変です
keikoさんもご両親様もご心配でしょう
都内は月曜火曜で随分と流通も通常に戻ってきているようです
思ったより早いですよね
このペースで被災地も戻ってきていると良いのですが、案外都心だけの回復なのかもしれません。。。
我が家は買い物せずに、家の備蓄食品の在庫処分しているうちに、お台所の引き出しが綺麗になりました
普段、買いすぎだった事が判明しましたよ
サイト、転載してくださってありがとうございます
私は、仕事が待機中でして電話も控えめ、、、、ネットで仕事しています
暗い中、パソコンしているのですっかりオタク状態
そのせいか、犬ブログの更新がやたらマメになってます
仕事の合間に更新・・(仕事より熱心だったりして)
茨城の方たちが「茨城も忘れないで」と言っていました
東北より記事になる事が少ないですが、被災者全体を支援していく事を長年かけて続けていかなくてはいけないと思います
投稿: うらママ | 2011年3月23日 (水) 00時12分
うらママさんへ
うらママさんのブログにあったサイト、勝手に転載してしまいました。後でコメント入れなくては…と思っていたのに、すみませんでした。
両親は、普段から仕事中に震災にあったら、帰られないかもしれないと話をしていたし、私の事はあまり心配していなかったそうです。妹の所は情報が中々入らず、たまに建物倒壊なんてテレビに出たりするので、小さな子どもが居ますので、直接連絡がつくまではとても心配していたそうです。
都心の流通、通常通りになってきたみたいですね。棚が空っぽでビックリ、みたいな感じではなかったです。でも、パンだってお米だって、トイレットペーパーも、買い占めたって消費する分はいつも通りなのに…皆、頭の中がどうにかしちゃったみたいで変でしたね。
茨城(千葉や栃木、長野なども)被害が大きい所もあって、余震だってこちら以上に揺れています。身内がいるから気になるっていうのもあるのですが、今までにあった震災以上に、長年かけて忘れずにいることが大切なのだと思います。
投稿: keiko | 2011年3月23日 (水) 18時31分
妹さんご夫婦、大変なのですね。
母乳の出ないお母さんのために粉ミルクを、、。
keikoちゃん、本当に本当にお疲れ様です。
みんな生きることに必死ですがこんな時だからこそ保護犬達のことも忘れないでほしいです。
投稿: napopon | 2011年3月23日 (水) 20時53分
napoponさんへ
本当ね、こんな時だからこそ、保護犬を迎えてほしい。人も大変だけれど、お家の無くなってしまった動物たちも沢山いるのでしょうね
妹の所は、命を落とす人は少ないけれど、建物なんかの被害は結構あるそうです。
片付けも全然進まないみたいで、もしかしたら春休み期間、明日から子ども達だけ東京に来る事になるかもしれません。
東京だから安全ってわけではないのでしょうけれどね。
投稿: keiko | 2011年3月25日 (金) 19時15分