テディちゃんのこと
今日はテディちゃんのことを。
テディちゃんの朝は、↓こちらの写真のようなことから始まります。
後姿の静止画でわかりにくいかもですが、床をホリホリしています。
シートや、敷物もグチャグチャにしてしまいちょっと困るので…
酷い時だと、30分くらいこの行動を繰り返すこともありました。
毎日のことなので、足裏パットが擦り剝けちゃって、出血しちゃうので困ります。
やめさせればいいじゃんって思いますよね。
こうなるともう聞く耳持てませんから。
脳からの指示でどうもこういう行動をしているのではないかというのは、1年前から予想していたので、抗てんかん薬を飲んでいました。
最初に試したのはフェノバール。
若干効いたような気もしましたが、いまいち効きが悪いような。
ゾニサミドと併用してしばらく様子を見ましたがあまり変わらず。
病院で相談しても、なすすべなし。
あげくに躾の問題とかも指摘されて、薬が効かないのならば別の要因だろうから躾の専門家に相談したらと言われるしまつ。
1年以上一緒に暮らして、「それは絶対に違う」って私の直感。
そういう問題じゃないよね、、、って。
困ったことに、私は日中不在なので母に見てもらっているのですが、おかしくなった時の状態が尋常ではないので、
お部屋を歩き回るだけならいいのですが、狭い所に入り込もうとしたり、上記の写真のようにホリホリ始めると興奮しちゃって、
そのままヨダレを垂らして、どこでもトイレしちゃったり、部屋をぐちゃぐちゃにした挙句、体温もどんどんあがちゃって、熱中症一歩手前くらいの状態になったことも何回かありました。
母に見てもらうには、ちょっと無理がある状況でした。
そんなんでもお薬を飲む前よりはマシだったのでなんとか過ごしていたのですけれど、そろそろ限界かなって思ったり。
代表も、ティアハイムで見てもいいですよって言って下さっていたのですが、
その前に、1件別の病院に行ってみました。
(他のスタッフさんからも情報頂いたりして、病院を選択しました)
それが6月2日のこと。
前から神経系のなにかの症状ではないかと、なんとなく予測をしていたのですけれど、
MRIを撮るという選択肢は、なかったんですよね。
腫瘍があるとか、炎症おこしているとかの原因ではないような気がして、見えない何かが原因だったらMRI撮ってもなにもわからないと思ったから。
6月2日は、脳波を測定できる病院に行ってきました。
神経系のそういった症状のケースを、院長先生もけっこう診ているようで、お薬の選択やなんかにも期待が出来そうと、一縷の望みでした。
もう毎日こんなんでしたから。
通常の脳波の状態が少なくて、ほどんとが波うってる異常値を示していて、
これらのおかしな行動は、脳からの信号が原因だったようです。
「側頭葉てんかん」と診断されました。
出血しても痛くも感じないようですよ。
人間でも、側頭葉てんかんと診断されると、車の運転しちゃいけないタイプのてんかんだそうです。
そしてこのてんかん、薬が効きにくいそうです。
とりあえず、あまり効果は期待しないでねと、検査当日に出されたお薬はフェノバールとヒダントイン。
院長曰く、スタンダードな組み合わせだそうです。
まずはこれで試してみて下さいと1か月分お薬をもらいました。
結果・・・
今までよりもちょっと効いたかなって感じ。
動きがマイルドになったと言えないこともない、けれど、解決するまでには至らず。
(例えるならば、何も飲まさなかった状態を100としたら、フェノバールだけ飲ませていた時には80くらい、ヒダントイン併用にしたら70くらいって印象)
う~ん、やっぱり効かなかったか…
と、次の選択肢として、少々高価なお薬を試すことにしました。
イーケプラというお薬も併用しはじめました。
飲ませ始めて10日ほど経過しましたが、今まで一番効いていると思います。
朝のホリホリはやっぱりやりますが、時間が大幅に短縮されてきました。
少なくともこの2日ほどは、楽になったと実感ありです。
普通にしている時には、こんなに可愛いテディちゃんなので、
困った行動が少なくなってくれさえすればというのが、今の我が家の願いなのです。
今回から、サポート基金も単独で募集をしています。
皆さまには取り急ぎ、状況をご説明してと思い、急いで書きました。
今までも、ちゃんと説明が上手く出来ればよかったのですけれど、
有効と思える治療が見つからず、ただの困った行動ばかりをお見せするだけになってしまうのではないか…
そんな葛藤が私にあったのもご理解頂けたらって思います。
新たに試しているお薬が、このままもっと良い効果をもたらせてくれたらという、一筋の光が見えた気持ちです。
一般的なてんかん発作というのは、2歳を過ぎたころから出始めるそうです。
テディちゃんのようなものは、生後半年くらいから出始めるそうで、おそらく、彼女がどこで生れ、どこの誰に飼われていたのか、ブリーダーのところに居た犬のなのかはわかりませんけれど、ずっと以前からこれらの行動は多かれ少なかれ出ていたと思われます。
一般家庭にいたとしたら、棄てられたのかもしれません。
私たちは引き取った現場は、ブリーダーの放棄だったと聞いていますが、テディちゃんはあまり子供を産んだ形跡がないのです。
ブリーダーの元に居たとしても、使い物にならないとほったらかしにされていたのかな。
引取当時、今よりも体重が1キロ以上も少なくてガリガリだったわけ、無表情だったわけが、予測の範囲ではありますが見えてきたような気もします。
おかしくなると、ご飯のお皿もひっくり返しちゃうの。
ケージに閉じ込められっぱなしだったとしたら、お水やご飯をひっくり返してしまっても、次を貰えないものね。
テディちゃんのこれらの行動が、まったくなくなることはたぶんないと思います。
それでも、症状を軽減するお薬が見つかって、お家の中での工夫をこうやってという落とし所(人も犬もストレスにならずに暮らしていかれるような)が出来るようにしていくことが、
これから私がテディちゃんにしてあげられることかなと思っています。
そして、それが近い未来に里親様と出会える道しるべになって行かれたらと願っています。
お願いばかりで恐縮ですが、
サポート基金を通して、一緒にテディちゃんを支えて頂けましたら心強く思います。
http://alma-support.shop-pro.jp/
大人しい時には本当に可愛いし、いつもいつも困ったことばかりするんじゃないものね。
頑張ろうね。
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